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シラフで世の中眺めたら

何よりお酒が好きなのに、妊娠のため禁酒となりました

院長先生

私の通っている産科医院はかなり人気があって、京都市で産まれる赤ちゃんの5人に1人はここで産まれているらしい。

里帰りできる実家がないのは不便だけれど、何らかの法則がうまく働いているのか、そんな病院まで歩いて5分のところにたまたま住んでるのはとても便利。

通院するようになってよく見てみれば、産婦人科と併設して小児科やら歯科医院やら建ってるし、内科外科皮膚科などひととおりそろった系列の病院も建ってるし、保育園も4月に建ったし、御所南の一角はそのうちトヨタ市のように、足立町になるかもしれないねと主人と話したりしている。

 

そんな有名な病院の院長先生ってどんな人だろうと、私は気になっていた。

セレブしか診てもらえないのかな?難しいお産になる人しか診てもらえないのかな?

 

病院の先生は担当制ではなく、自分で次の予約をとるとき、どの先生に診てもらうか選ぶことができる。

私は、気軽に通っていたカフェなんかで店員さんが顔を覚えてくれて距離感が縮まると次から行けなくなるタイプなので、いろいろな先生を選択できるこのシステムのほうがありがたかった。

 

次はまた1ヶ月後にきてね!という妊娠5ヶ月ごろ、次の予約は思いきって院長先生でとってみた。

 

はたして院長先生は、私がガラガラと診察室に入るなり「赤ちゃん動くようになってきたやろ?」と前置きなしに明るく話しかけてくださる先生であり、あ、はい、、最近ぽこぽこと動きますと答えると「胎動があると安心するやろ〜、けど血圧が低いから、なるべく座っておくんやで、そうしないと気がついたら救急車に乗ってたということもあるからな〜」という風に、だいたい明るい。偉そうとか学者風とか、そういう感じではない。

 

エコーも、「これが顔やね〜目があるやろ、鼻があるやろ、宇宙人みたいやけど、かわいい?これでかわいいのは親ばかやけどな〜ハッハッハー!」というようなノリで、おしゃべりがうまい。

 

「ここに右手があって左手があって、おなかまわりの大きさ、、心臓、、」という感じで丁寧に見てくださって、「足があってほらここに足のウラがふたつ!」と小さい足形がめちゃくちゃかわいい。

 

「それと足の間、ついてるね〜」

 

えっ

 

男の子ですか!!!

 

「99%男の子やね〜、もう1%はおかまちゃんやな〜!」と明るい。

「男の子ほしかったの?」私はどっちでもいいんですが、主人の実家は男の子を望んでるかも、、「ご主人長男?」「墓を守る子ができて実家は喜ぶんやろうなあ〜。」などと普通の先生はほぼ聞いてこない身の上話も自然に出てくる感じの先生。

最後には「うん、元気に育ってるよ。おめでとう」と肩に手をポンポンと、激励してくださる感じ。(こういうことも他の先生はしないし言わない、まじめ。)

 

そんなわけでうちの子は、院長先生の診断で性別が判明したのでした。女の子と思い込んでいたのでびっくりしました。

 

ここの病院は、先生たくさんおられますけどみなさん優しくて丁寧だし、助産師さんも親身で、お産に対し熱い人ばかりで、いやな思いをしたこと一度もありません。

分娩室の真横に和室の院内助産院もあるから、いきむ直前までそこで自由な姿勢でいられるし、医療のいいところは恩恵を受けるけど、自然なお産にも理解があるという印象です。産院決めではいろいろ悩んだけど、ここにしてよかったなと今では思います。

 

まあ1回診てもらったらいいかなと思っていた院長先生でしたが、その後、ほかに予約をとっていた先生の診察が長引き急遽院長先生の部屋に変更になったり、臨月にも一度院長先生にみてもらおうね〜という助産師さんの誘導で診察を受けたりと、計3回ご縁がありました。

 

お産のときの先生どなたかな〜。

 

出生前診断 クアトロテスト

出生前診断はデリケートな問題です。私は38歳という年齢柄、悩んだほうです。

ダウン症候群の赤ちゃんを妊娠する確率は、母親の年齢上昇に伴い高くなることが知られています。そして、妊娠初期におなかの赤ちゃんがダウン症かどうか検査することができます。

私が通っていた病院は、検査をすすめない方針でした。妊婦側が希望した場合のみ、遺伝カウンセリングを受けてどの検査を行うか、決定することになります。

どんな検査か、そしてどうしたか、下記のとおり。

1.母体年齢と確率の統計

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2.出生前診断の種類,私が通っていた病院で検査を受ける場合の費用

 (1)確率を出す検査 

  • クアトロテスト(3万円)…母親の血液採取。母体の年齢のみに依存しない確率を知ることができる。擬陽性がとても多い。
  • 新型出生前検査 NIPT(16万2千円)…母親の血液採取。99%正しい結果を得る事ができる。私が検査を受ける週数だったころ、京都では検査機関がなかった。
  • NT(?万円)…画像診断。京都に検査機関なし?

 (2)結果を確定する検査

  • 羊水検査(?万円)…おなかに針をさして胎児を傷つけないよう、羊水を取る怖い検査。胎児の染色体を調べるので結果が確定されるが、300人に1人は流産の可能性があるとされるやはり怖い検査。クアトロテストの結果、かなり高い確率が出た人は引き続きこの検査を受けることが多い。
  • 絨毛検査(?万円)…説明を聞いたけどよく覚えていない。

3.どうするの?

主人と一緒に病院で遺伝カウンセリングを受け話し合ったところ、検査するのはいいけど、もし病気のあることが確定したらどうするの?となりました。

そう、どうするの、、?

どんなユニークな個性を持って産まれてきても、全部受け入れますという気持ちにはなれない自分に、悩みました。

また、大野先生の本を読んだりしました。 

「出生前診断」を迷うあなたへ 子どもを選ばないことを選ぶ (講談社+α文庫)

1ヶ月くらい、答えを決められないまま妊婦健診を受けていましたが、おなかの赤ちゃんはどんどん人間らしく成長し、まあかわいいこと。

この元気に動く心臓を、どうするか決めるなんて恐ろしくてできません。それに自然流産の多い妊娠初期を生き延びた赤子の生命力をそのままにしておきたい。

 

検査を受けても受けなくても、このままでいたいなという気持ちが固まってきました。けれど、どういう状態か知るためにクアトロテストは受けることにしました。もし高い確率が出た場合、出産までの長い間、母体がどんな精神状態になるかよく考えてくださいと遺伝カウンセラーの方には言われましたが、知る事なしに先には進めないと判断しました。

 

1/295より確率が高ければ陽性と判定されます。検査の結果、私は1/116でした。

つまり陽性ですが、1/116ってパーセントに直すと、0.86%です。1%以下のことなんて気にしてられないよな、、、と思い、ショックな数字ではありませんでした。

 

検査結果を聞いてからは、出生前診断のことで悩むことはなくなりました。

 

次もし妊娠したら、たぶんNIPTを受けるんじゃないかなと思います。

 

www.labcorp.co.jp

 

産院決め -分娩台よ、さようなら 大野明子-

家から歩いていけるところに、すっごく人気の産科医院があるため妊娠発覚から検診に通っていましたが、実際どこでどう産むかのビジョンはありませんでした。

 

妊娠9週で母子手帳をもらうころ、まだ全然安定期でもないのに、ここで産むなら入院予約してくださいねって言われます。7ヶ月も先だけど、どうしたらいいのか、、。

 

今の病院に全然不満はないし、先生もやさしいしこのままここで産むのか。はたまたはじめからNICUのある大学病院にしておくのが安心なのか。そもそも私は普通分娩がしたいのか。無痛分娩とか、自宅出産とかいろいろあるみたいよ?選択肢は数あれど、未知のことすぎてどうしたらいいのかわかりません。ひとつ決まっているのは、里帰りできる実家はないため、京都で、主人と二人でお産に挑める環境であるということ。

 

困った私は、主人と長年おともだちの看護師さんへ相談に行きました。ちょうど1年前に出産された時期でもあり、医療の専門家目線で、産院決めの話を聞けるなんてこんなありがたいことはありません。

大学病院のお産ってどんなの?院内見学はできるの?とか今私が通っている病院の評判聞いたことありますか?産む時の姿勢っていろいろあるみたいですけどどうされました?とか聞いて安心しまくり、帰りには本をたくさん貸してもらいました。

 

その中に、今後の妊婦生活を決定づける本がありました。大野明子先生の、分娩台よ、さようならです。

 

分娩台よ、さようなら―あたりまえに産んで、あたりまえに育てたい

 

大野先生は東大卒業後、東大で化学博士として研究されてましたが、自身の出産が納得いかなかったことを機に医大へ入り直し、産科女医になられたというとんでもない頭脳の方です。

分娩台での出産は重力にさからっているため不自然であること、昔のように自宅で出産することがあたりまえだとの方針で、お産に精進されてることが書かれた本です。

 

ただ、そのあたりまえを実践するため、妊婦の生活に対しかなりスパルタであり、毎日3時間歩きなさいと指導されます。妊婦は安静にという思想の方ではありません。妊娠初期からだって歩いていい、3時間歩いてとにかく太らないこと、体を暖めること、栄養をちゃんととることなどなど、あたりまえに産む力を蓄える生活環境について、みっちり書いてあります。

そんなアスリートみたいな生活、仕事しながら無理、、という女性も多いと思いますが、妊娠しても働かせるような夫は最低だとはっきり言い切ってしまうほど、超弩級のスパルタぶりです。家庭の事情とか待ったなしです。

 

これを読んで、私は産む事に対し病院まかせの考えでいたけど、大事なのは産むまでの体づくりだなっと実感しました。

今日どれだけ歩いたか、今日何を食べたか、湯船で体を暖めたかなんていう毎日の積み重ねが、お産の瞬間につながっていると思いました。

 

臨月になって、この本に書いてある理想の妊婦生活をどこまで実践できたかと言われれば、100点満点中60点?65点?くらいの採点ですが、ただぽけーっと10ヶ月すごすよりは、この本に出会い、その日を迎えるための準備ができたことを感謝する気持ちです。今まで12回検診を受けましたが、毎回順調、順調、赤ちゃん元気!で過ぎていったのもこの本のおかげかも。それもこれも、この本を貸してくださり、またその後もずっと相談に乗ってくださった方のおかげです。

 

産院は、検診で通っている病院をそのまま予約することにしました。

年齢のことと母子手帳

妊娠9週目に3度目の検診を受け、胎児の心音を聞きました。自分の中で、心臓が2つ動いているなんてなんとも不思議な気持ちです。

2週間前の検診ではただの袋だったエコー写真も、ちゃんと頭と手足がある人間の形になっていて、お尻がぴくぴく動いたりしてかわいい!素直に、わあ〜☆という声が出て心に光が満ちました。

 

次の検診までに母子手帳をもらってきてくださいねということで、診察後に助産師さんから説明がありました。区役所に提出する紙をもらい、質問の時間がありました。

 

38歳という年齢を気にしていると伝えたところ、この病院は妊婦さんの平均年齢が高いこともあり、38歳では高齢出産扱いにならない、先生も年齢に関して特別なことは何も言わないとのことで、驚きました!

実際、今まで12回検診を受けましたが、本当になんにも、年齢のことはなーんにも言われませんでした。

 

ほかに、入院費用はいくらか?と聞いたら、京都市から交付される出産一時金の43万ぽっきりとのこと(個室で!)。

NICUはありますか?については、この病院でできることは赤ちゃんへの点滴までなので、心臓への緊急手術などNICUへの搬送が必要となった場合、京大病院やバプテスト病院へ救急車で移動することになる。ただしここから10分以内に到着するのでそんなに気にしなくていいとのこと。

 

そっか〜といろいろ納得しながら中京区役所に行って2階で母子手帳をもらう。市町村によって、月1回しか受け取れないとかいろいろあるらしいですが、京都市は窓口ですぐもらえました。公費の券がたくさんついていて、検診14回分の保健指導無料、さまざまな血液検査や内診・超音波検査が無料になるありがたい手帳であります。とはいっても、毎回平均1500円くらいの支払いはありますけどね。

京都市で普通分娩を行う場合の費用はこんなところです。

つわり

私は判定薬が陽性になった妊娠4週から、安定期に入る妊娠16週までつわりが続きました。10月末から、お正月が終わるくらいまでです。

 

結局1度も吐くことはありませんでしたが、いつも胃の調子が悪く、おなかが空くと特に気持ちが悪くなるといういわゆる食べづわりでした。いつ吐くか、という恐怖は常にあり、疲れているときはマジで吐いちゃう5秒前になることもありました。

 

食事はいつも通り、何でもおいしく食べられました。妊娠前と何か変わったことがあるとすれば、とにかく果物を欲したことです。りんごみかんバナナキウィ、スーパーに行くたび何か果物を買って帰りました。お酒を買わなくなるのでエンゲル係数が下がるかと思いきや、普段買わない果物に圧迫され逆に増えてしまいました。

ベタに柑橘系を買うことが多かったですが、甘夏に八朔、いろんな種類がありますね。くるねこさんのやり方で皮をむいて食べてます。

ほかには、フラフラしてあんまり歩けないのにびっくりしました。外を歩いていると頭の上から5倍の重力がかかっているような、身長が1メートルくらい縮んだような感覚でフラフラして、どこかに座りたいとベンチを探し、キョロキョロするばかりでした。

 

何より、これは妊娠初期から臨月までずっとですが、何もしたくない、、とにかく不安不安というマタニティブルーが強かったです。涙もろいし。

妊娠したといっても、育つかどうかはわかりません。人間が人間であるかぎり自然流産は仕方のないことで、安静にしていても防げないことです。わかっていてもそれが怖くて怖くて、家から出る気になりませんでした。基礎体温が高いうちは大丈夫だろうと、1日に何度も体温を計っていました。

 そんな時、産婦人科医である宋美玄さんの妊娠記録を読みました。妊娠しても週1回東京から岡山に出張したり、つわりでゼリーしか食べられないまま外来で診察を続けていたとかいうのを読んで、そんなに動き回っていいんだな、、!と衝撃を受けベッドからむくりと起き上がったこともあります。

 

つわりの症状が人それぞれ違うのも、胎児からのメッセージであり母体に必要なものなんだろうとぼんやり思います。マタニティブルーがきつかったとはいえ、私には、静かに内省する時間がきっと必要だったのです。 

 

産科女医が35歳で出産してみた 

ネットで買った出産準備品

その1 正方形のバスタオル

先輩お母様に教えてもらった正方形のバスタオル。生まれたての赤ちゃんはくるまれていることに安心するので、夏でも必ずくるんでおいてねと病院の保育士さんもおっしゃってました。くるみやすい正方形。

寝る時も、敷布団の上に防水シーツをひいて、このタオルの上に寝かせてあげると、タオルは毎日洗って交換できるから赤ちゃん気持ちいい。  

赤ちゃんおくるみ使いやすい正方形国産タオル

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その2 授乳用クッション

トコちゃんベルトの会社が出している授乳クッション。ベルトがついていて母親の胴体に固定できる。このベルト付きっていうのが最高との評判。

授乳用クッション 

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その3 ホーローおまる

おむつなし育児に興味ありです。無理のない範囲ではじめてみます。

部屋においてもおしゃれな赤ちゃん用野田琺瑯おまる

参考図書:布おむつで育ててみよう

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その4 おむつ替えシート

寝るとき敷き布団の上にしいたり、いろいろ使おうと思います。 

おむつ替えシート (2枚組) 1588A

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 その5 洗濯物干し

 布おむつを干すのに、うちのベランダではこのサイズが限界ぽくて、、。

アイリスオーヤマ タオルハンガー 20枚分 THE830R

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その6 丈が長くて前開きのパジャマ

入院準備リストに入ってますが、デパートとかで売ってるのは絶望的にださくて高い。このサイトは重宝しました。

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akasugu.fcart.jp

 

悲しいけれどほんとの話

悲しい記事ですが、妊産婦の死亡原因1位は自殺だというニュースが4月に掲載されました。

http://mainichi.jp/articles/20160424/k00/00m/040/088000c

 

私は、妊娠初期からマタニティブルーがひどいほうで、さらに実家とも没交渉のためしんどくても帰るところがなく、つらいときはひとりでしくしく泣くだけでした。

主人にこのニュースのことを話しても、10万人に8.5人のことなんかうちには関係ないとか言うし、男の人って、朝ご飯か何かと同じように耳でもほじって待ってたら赤ちゃんが出てくるんだからそりゃそんな能天気でいられるよな、、とあきれるばかりでした。

 

少しでも安産になるように、妊娠がわかってから体重管理して、少しでも産む時痛くないようにストレッチしたりして、食べたいものを食べず、飲みたいものを飲まず我慢して我慢して生活しているとなりで、ブクブク太っていく主人。

 

こういう理解のなさが、あの悲しいニュースにつながっていくのに全然自覚がないし、臨月を迎えさらにヨタヨタする体を前に、途方にくれることしばしです。

 

私だって仕事だけしてたい。ワインやシャンパンいっぱい飲みたい。刺身と日本酒飲んでいい気分になりたい。海外旅行も行きたいし流行りの服も着たい。

体重管理がうまくいってても、理解してくれるのは病院の助産師さんだけで、義実家からは「2人分食べんとあかんからなあ!」って500回くらい言われるし、、。

 

妊産婦への狼藉はほどほどにしてほしいです。